お墓のことを知る・考える 転ばぬ先の杖

専門家の対談

老後と死の諸問題

その1 介護と精神のケア
縄嶋

縄嶋

人が老後に関心を持つというより考えずにおれないのは、自分の病気、そして死に至る過程です。

法律的に考えてもお墓というのは非常に大切だと思いますし、昨今問題になっている介護の問題もあります。

また、お年寄りの心のケアも非常に重要でしょう。
これらの問題について、宗教と法律の両面からお話を伺いたいと思います。

成田ご住職

私たちは介護もまたひとつの布施行と考えています。
ですから私どもでは通常介護ケアサービス、デイサービスなどを行っておりますが、法律上は宗教法人を管理する宗教法人法と介護保険法の2つにまたがることになってしまい、許認可にいちいち、かなりの手間がかかります。

お役所では「お寺はお経をあげて葬式をするところでしょう?
なぜ介護をやるんですか」といったトンチンカンな答えが返ってくるわけです。

改めて、「社会の中でのお寺ってなんだろう」という大きなテーマが浮上してくるわけですね。

皆さんに考えてみていただきたいのですが、たとえば独居老人などは経済的にはもちろん、精神的にどれだけ辛いかということなのです。

衰えてゆくことの心細さ、一人で死んでゆくことの恐怖。
こうした方々の心をケアすることもまた、お寺の大切な仕事ではないでしょうか。
古来日本ではそうした役割を自然とお寺が果たしていたのです。

人間は一人で生まれてきません。

必ず血のつながりというものがあり、 家族があり、自分が死んだ後も自分の血のつながりのある人々が生きてゆきます。

多くの人間と生まれながらにして関わるようになっているのです。
それらの人々と世代を超えて集まれる場所が祖先を共通認識する「お墓」であり、「法事」がそのきっかけとなるのですね。

仏舎利塔というものは常に参る人の方を向いています。
花を捧げるときも、墓石の方に向けるのではなくこちら側に向けますよね。

あれは、お墓というものが常にこちらを向いている、先祖から我々に向けられた窓である、というふうに受け止めるのが正しいのです。
窓ですから、目を向ければいままで見えなかった心の風景、心象というものが見えます。

お墓があるから伝えられることというものもあるのです。
そうしたことを人々に教え続けていくのもお寺の大切な役割だと思います。

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