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生前墓建立について

自分の冥福を祈るために・・・

「自分の墓の心配をするなんて縁起でもない」、「早死にする」などといった迷信をいまだに信じていらっしゃる方もおられるかも知れませんね。

自分が生きている間に、自分のお墓を建てる。
そんな習慣は実は昔から高貴な人の間ではよく行われてきたことです。

古来中国では生前墓のことを「寿陵(じゅりょう)」といい、寿陵を建てることは長寿につながる、縁起の良いことだと信じられてきました。
兵馬俑の発見で知られる秦の始皇帝陵も、生前墓だったと言われています。

世界的に見るとエジプトのピラミッドもほとんどが生前墓であり、日本では聖徳太子が生前墓を建てていたという、記録が残されています。

仏教では生前墓についてどう考えているのでしょう?

実は仏教の経典の中で生前墓について、直接触れているものはありません。
また、お墓は死後建てるべきだという記述もありません。
墓石屋さんの広告やウエブサイトで、寿陵は仏教で積極的に勧められているかのような記述をよく見かけますが、根拠はないのです。

ただ、人が生きている間に「自分の冥福を祈る法事」を行うことは、昔から仏教では大変功徳の高いことだとされています。

これを「逆修(ぎゃくしゅ)」と言います。

そこから生前に自分の墓石を建てることも、逆修のひとつであると考えられるようになりました。

生前墓建立について

お墓という場所は先祖と子孫が向かい合う場所。
そして人の終の棲家とも言われます。
自分が家を建てるとき、立地や間取りも含めて他人任せにする人は少ないでしょう。

お墓もまた、どこにどんな規模の墓を建てるのか?
費用はどうするのか?霊園墓地か寺院墓地か?宗派は?
子孫がお参りしやすいか?
・・・ といった様々な現実問題があります。

そしてそれは、人の人生において最後の重大な問題です。

自分の意思が明確なうちにこれらの問題を片付け、子供に心配をかけず心安らかに老後を過ごせることは、確かに自分への冥福を祈る逆修と言えるのではないでしょうか。

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